アイメイクの定番アイテムとして、多くの女性が取り入れているマツエク。目元の印象を変えることができるため、学生さんから年配の方まで幅広い年齢層の女性に人気です。その一方で、マツエクが原因で目が腫れたり充血したりなどのトラブルが発生することもあります。安全にマツエクを楽しんでいただくために、今までの経験やお客様からのお声をもとに原因や対処法などをご紹介していきます。
1.沁みた・涙が出た
お客様からお聞きした中で最も多かったトラブルです。私は涙が出たことはありませんが、たまに玉ねぎを切ったときのような、しぱしぱする感じがするときがあります。
考えられる原因は
グルー(専用接着剤)の揮発成分
マツエクを装着する際に使われるグルー(専用接着剤、以下グルーと呼びます)には、揮発成分が含まれています。これが粘膜などに刺激を与えることで沁みたり、涙が出たりするというわけですね。その揮発成分が粘膜に触れるのをさけるため、私たちアイリストは必ず目元にテープを貼って固定してから施術を始めます。
それでも沁みたり涙が出たりするのは
*施術中に眠ってしまって無意識に目が半開きになる方
*アイプチやアイテープなどにより目がしっかりと閉じられない方
その場合は、こまめに目元に風を当てて揮発成分を遠くに飛ばしながら施術をしていきます。もし、毎回目が沁みるという方は、担当アイリストにこまめに風を当てるようお願いしてみてくださいね。
2.目が充血した
こちらもよく耳にするトラブルのひとつですね。
考えられる原因は
*グルーの揮発成分
*ドライアイ・眼球の乾燥
グルーの揮発成分については、先ほどの【1.沁みた・涙が出た】と同じ内容になりますので、ここでは省略させていただきますね。ふたつめのドライアイ(眼球の乾燥)についてですが、マツエクの施術中は目元に貼っているテープにより固定され、まばたきもできない状態が長時間続きます。すると眼球が乾燥して充血してしまうというわけです。特にドライアイの方は乾燥状態が激しいので、充血する可能性も高くなります。
もしドライアイだという方は、
*サロンに行く前やカウンセリング前などに目薬をさす
*アイリストにドライアイであることを伝える
目薬をさしておくと眼球が潤され、グルーの刺激を極力抑えてくれます。また、事前にドライアイであることを伝えておくと、アイリストがエクステをつける際に粘膜からの距離を調節して施術することもできます。